源氏物語の色辞典
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源氏物語の色辞典 基本情報
商品コード | 9784879405944 |
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著者 | 吉岡幸雄 |
出版社 | 紫紅社 |
税込価格 | 3,630円 |
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『源氏物語の色辞典』について
平安王朝の多彩な「襲の色目」(かさねのいろめ) を『源氏物語』五十四帖に沿って再現。光源氏の愛した色と装束。女人たちの美妙な衣裳がいま甦る。古典染色による色布の再現は368色。
『源氏物語』五十四帖を丹念に読みつつ、その「平安博物誌」と称賛される記述のなかから、色と衣裳に関する部分を引き寄せて、日本の染色界の第一人者、吉岡幸雄氏が往事の染色法そのままに再現した色彩辞典。「正統なる異端」とよばれ、日本の伝統色を草樹花実から汲み出している斯界の第一人者、吉岡幸雄が半生をかけて挑んだ偉業。
【内容一部紹介】
- 紫の物語のはじまり「藤と桐の
襲 」(桐壺) - 雨夜の品定めの「
二藍 の直衣 」(帚木) - 若紫との出会い「山吹の襲」(若紫)
- 赤鼻の末摘花の「紅花」(末摘花)
- あでやかな花宴の光源氏「桜の直衣」(花宴)
- 葵の上の逝去。悲しみの「
鈍色 )」(葵) - 藤壷宮出家の「
薄鈍 と梔子 の袖口」(賢木) - おだやかな花散里の「卯の花の襲」(花散里)
- 穏棲の日々。光源氏の「ゆるし色」(明石)
- 王朝貴人の「官位九種の色」(澪標)
- 女君たちへの正月の「
衣配り 」(玉鬘) - 春爛漫の装い。玉鬘の「
撫子 の細長 」(胡蝶) - 台風一過の秋の庭「
女郎花 の汗衫 」(野分) - 夕霧の恋慕。女三の宮の「桜の細長」(若菜上)
- 女楽の明石女御の「紅梅の
御衣 」(若菜下) - 男君たちのおしゃれ「さまざまな二藍」(鈴虫)
- 匂宮と浮船愛の逃避行「氷雪の襲」(浮船)
- 紫の物語のおわりの色「
減紫 」(夢浮橋)
本書の紹介動画
吉岡幸雄 (よしおか さちお)
染織史家・「染司よしおか」5代目当主
1946年、京都生まれ。1971年、早稲田大学第一文学部卒業後、美術図書出版の紫紅社を設立。1988年、生家「染司よしおか」五代目当主を継ぎ、化学染料を使わず、植物染料による日本の伝統色の再現に取り組む。奈良薬師寺「玄奘三蔵会大祭」での伎楽衣裳四十五領の復元、東大寺伎楽衣裳を制作など、日本古来の染色法により古代色を復元。国文学、国宝修復など幅広い分野への貢献が認められ、2009年、京都府文化賞功労賞受賞。2010年、第58回菊池寛賞受賞。2012年、NHK放送文化賞受賞。2019年9月30日、73歳で逝去。主な著書に『日本の色辞典』『源氏物語の色辞典』『王朝のかさね色辞典』など。
染色 | 染司よしおか工房 福田伝士 |
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言語 | 日本語 |
装丁 | A5判/上製本 オールカラー |
ページ数 | 256ページ |
本のサイズ | 21.7 x 15.5 x 2.6cm / 0.65kg |
ISBN-13 | 9784879405944 |
お知らせ
ドキュメンタリー映画『紫』
日本古来の鮮やかな色文化を再現することに挑戦し続けている「染司よしおか」吉岡幸雄・福田伝士の情熱を追った、川瀬美香監督のドキュメンタリー映画「紫」。国内外の多くの人のリクエストに応えて、ついにブルーレイ&DVD化されました。